金属加工油
焼入れ油(ユニクエンチシリーズ)
焼入れ油(ユニクエンチシリーズ)の用途
タイプ |
商品名 |
用途 |
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一般コールド焼入油 | CQ10W | 冷却性能が最も高く、焼入れ性の低い炭素鋼、低合金鋼などで内部硬度を要する焼入れに良好。持ち出し量が少なく、洗浄も容易。 |
CQ20S | CQ10Wに次いで冷却性能が高く、炭素鋼から合金鋼まで、調質、浸炭焼入れに幅広く使用。 | |
CQ20 | CQ20Sと同用途に使用。中~小物の処理に良好 | |
CQ30W | 中程度の冷却性を有し、歪が問題になる処理に良好 | |
透明タイプ コールド焼入油 |
CR25 | 焼入れ性の良い合金鋼、あるいは中~大物のベイナイト焼入れに良好 |
CQT10 | 冷却性能が最も高く、焼入れ性の低い炭素鋼、低合金鋼などで内部硬度を要する焼入れに良好。持ち出し量が少なく、洗浄も容易。 | |
CQT15 | CQT10次いで冷却性能が高く、炭素鋼から合金鋼まで、調質、浸炭焼入れに幅広く使用。 | |
CQV30 | 中程度の冷却性を有し、歪が問題になる処理に良好。セミホット領域まで使用可能。 | |
熱浴焼入油 | MTP50 | 80~130℃で使用される。特にガス軟窒化処理に適している |
MT100 | 100~150℃で使用される。全ての鋼種について浸炭、浸炭窒化処理に実績あり。 | |
MT150 | 130~160℃で使用される汎用タイプ | |
MT300 | 150~180℃で使用される汎用タイプ。焼き戻し油としても使用。 | |
MT600 | 200℃前後の高い油温で使用される汎用タイプ。焼き戻し油としても使用 | |
水溶性焼入油 | WG | 高周波焼入れに実績あり。例えば炭素鋼(コンロッド、ブレーキピストン、クランクシャフト、ナックルアーム等)に濃度5~20%、液温15~30℃で使用。 |
焼入れ油(ユニクエンチシリーズ)の特徴
タイプ |
商品名 |
特徴 |
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一般コールド焼入油 | CQ10W | JIS1種2号に相当する冷却性の高いコールド焼入油開放油槽の一般焼入れから浸炭、浸炭窒化等の雰囲気焼入れなで幅広く使用。 |
CQ20S | ||
CQ20 | ||
CQ30W | ||
透明タイプ コールド焼入油 |
CR25 | JIS1種1号に相当するコールド焼入油。 |
CQT10 | JIS1種2号に相当する冷却性の高いコールド焼入油冷却向上添加剤として透明な油溶性ポリマー使用。槽の一般焼入れから浸炭、浸炭窒化等の雰囲気焼入従来のアスファルト系冷却向上剤に比べて (1)色がきれいで作業環境を汚さない (2)酸化安定性に優れ光輝性寿命が長い (3)処理品の洗浄が容易 等の特徴がある。 |
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CQT15 | ||
CQV30 | ||
熱浴焼入油 | MTP50 | ガス軟窒化処理に適する。従来品に比べて低粘度で持ち出しが少なく、洗浄も容易。 |
MT100 | JIS2種又は3種に相当する汎用熱浴焼入油。光輝性焼入れにも使用可能。 | |
MT150 | ||
MT300 | ||
MT600 | ||
水溶性焼入油 | WG | ポリアルキレングリコールを主成分とし、防錆、防腐添加剤を配合した不燃性の水溶性焼入油。 |